MEDICAL SUBJECTS

虫歯の治療や根の治療、被せ物や入れ歯を作ったりする治療など様々な治療方法があります。
大きな虫歯の治療では歯の神経をとる治療となる場合があります。神経をとってしまうとその歯の強度は落ちてしまい、折れたり割れやすくなりそれが将来歯を失うことに繋がっていきます。そうならないために早期発見・早期予防・早期治療が大切です。「なるべく神経を残し、１本でも多くの歯の寿命を伸ばす治療を」それが当院の治療のコンセプトです。
根の治療を行う場合、根の中をしっかり消毒してから土台（コア）を装着します。その後歯の周囲を囲む様な形態で歯の破折を防いでくれる被せ物を取り付けます。
被せ物や入れ歯には自費を含め様々な種類があり、当院ではそれらの特徴や長所、短所を説明させていただき最適な治療法をお選びいただきます。

予防歯科とは虫歯や歯周病になってから治療をするのではなく、なる前に防ぎ、お口の健康な状態を維持することです。
他国に比べ日本の定期検診を受けている人の割合はまだ１０%程度と低いのが現状です。
定期検診ではレントゲン検査、歯周病のチェック、染め出しによる磨き残し部位の確認やそれを基にブラッシング指導を行い、歯科衛生士がお口の中のお掃除を行います。
悪くなった歯を治療する従来の歯科治療ではなく、３〜４ヶ月に１回定期検診に通ってもらい、お口のケアを継続していくことで歯の寿命を伸ばすことにつながります。
当院でも予防歯科に力をいれております。地域の皆様が健康な自分の歯を一生使い続けることができるように、予防歯科を通じてサポートさせていただければと思っております。

歯が生え始めたばかりの小さなお子様のお口の中の状態を丁寧にチェックします。
子供の歯は大人の歯よりも柔らかく虫歯が進行しやすいのですが、お子様は自分で歯を守ることができません。
虫歯になってから治療するよりも、定期検診に通い、シーラント（虫歯になりやすい歯の噛む面の溝を埋めることで虫歯を予防する処置）やフッ素塗布（歯の表面を強化し、虫歯への抵抗性を高める）を行い事前に予防することが大切です。
当院では、お子様に楽しく定期検診に通っていただける体制づくりに努めております。親御様と当院で協力し、大切なお子様の歯を守っていきましょう。

歯根破折や重度の歯周病などにより保存不可能となった歯や、横向きに生えてデメリットの多い親知らずは抜歯の適応となります。
親知らずは一番最後に生えてくるため生える場所が残されていません。
そのため、骨の中に埋まったまま出てこなかったり、横や斜めに生えることが多く、他の歯のように真っ直ぐ生えてくることは稀です。
横や斜めに不完全に生えると、食べ物が詰まりやすく歯ブラシをしてもお手入れが難しいため、虫歯になり痛んだり、腫れたりすることが多くなります。
抜歯が必要であってもお薬（抗凝固薬など）を服用されていたり、全身的な病気（糖尿病、骨粗鬆症など）がある場合は抜歯処置が難しくなることがあります。
当院では月に１回、口腔外科の先生にお越しいただき難しい抜歯処置や口腔外科領域のお悩みに対応していただいております。
お困りの際はぜひご相談下さい。

要介護の高齢者では、歯を診てもらいたくても体が不自由で通院できない人がたくさんいます。しかし、体に障害があったり、病気を抱えている人ほど口腔ケアや治療が必要な状態になりやすいのです。
訪問歯科診療では、通院困難な方の訴えをくみとって、虫歯や歯周病の治療や入れ歯の作製・修理、口腔ケアなどに対応します。生活や介護の状況も理解しやすいので、より適切な口腔ケアを提案することも可能です。治療の方法は利用者の体力に合わせて無理のないように進めていきます。費用は医療保険や介護保険が適応されます。
訪問歯科診療を受けて長年のお口の悩みを解消できた方も少なくありません。お困りの際はぜひご相談下さい。